SEO対策の現状分析 支援事例(内的SEO 13のポイント)

2017年4月3日ホームページ・ブログSEO,Webプロモーション,Wordpress

こんにちは、ITを活用した中小企業の売上向上・業務改善を支援する中小企業診断士 髙仲です。

先日投稿した記事

では、中小企業におけるSEO対策の進め方、考え方について記述しました。
この記事では、今回の支援でも実施した、内的SEOの分析について記述します。

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内的SEOとは

自社サイトの構造、環境、HTMLの記述の仕方、文章の記述の仕方などを最適化することで、検索エンジンへサイト構造を意図通りに伝えることにより、検索順位の向上を目指す手法です。

被リンク対策が主要となる外的SEOに比較して、自社内でほぼ100%完結する最適化であるため、SEO対策を検討する場合には、まず内的SEOの観点で自社サイトがどの程度最適化されているかチェックします。

ただし、Wordpress等のCMSを用いたサイトは、そのテーマが基本的にはHTMLを自動で作成してくれる部分のため、現在では、実はHTMLの知識はほとんど必要なく最適化を進めることができます。
(それでも、記事の書き方や環境など、チェックすべきポイントはいくつかあります)

内的SEOのチェックポイント

タイトル

  • 日本語文章で30文字程度に収める
  • キーワードのみではなく、修飾語を含めて文章に
  • 固有名詞(○○事務所、など)の優先度は低い
  • 重複するタイトルは避ける

タイトルを30文字程度に収めることで、Google検索時に、タイトルが省略されずに全て表示されます。
また、名詞などのキーワードを修飾する語を含めて文章とすることで、キーワードの意図を検索エンジンに伝えることが出来ます。

企業サイトでは、各タイトルに会社名や事業所名を入れるケースも多くあります。

例)
商品紹介 – 株式会社○○

トップページは固有名詞が入ることも自然ですが、それ以外の下位ページでは優先度は低くて構いません。固有名詞を入れて字数に悩むよりは、30字をページの説明のためにフルに使いましょう。

理由は、「固有名詞で検索するユーザーは、あなたのサイトを見ることを目的としている」ためです。
この点を踏まえれば、社名や事業所名の優先度が低いことは、自然と理解できると思います。

meta description

meta description は、ページの要約を表現するためのもので、検索時のスニペットを表示するためのものです。

  • 文字数は120~130字程度に収める(省略されることを避ける)
  • 重要ワードは前半に
  • 要約であることを意識する(検索者に興味を惹かせる)

自身で meta description を設定した場合でも、検索エンジンがそのページの要約に該当しないと判断した場合、別の文章が表示されることがあります。(今回の支援先では、その現象が起こっていました)
ユーザーのクリック意思決定の重要な要素となるので、クリック率が低いページは見直してみましょう。

あるサイトでは、「検索時のクリック判断基準はタイトル57%、スニペット34%と判明」としています。3人に1人は、スニペットを基準にしていることになりますね。

meta keywords

検索順位の決定要因とはなっていない、と、公式の見解があります。
従って、サイト開発上の運用ルールとして用いる場合でもない限り、設定は不要といえます。

At least for Google’s web search results currently (September 2009), the answer is no. Google doesn’t use the “keywords" meta tag in our web search ranking. This video explains more, or see the questions below.

(引用元:Google does not use the keywords meta tag in web ranking

見出しタグ(h1 ~ h6)

ユーザーの見易さとしても、検索エンジンにコンテンツ構成を正確に伝える要素としても、重要です。

  • h1タグは、ページに一つであること(これはWordpress テーマ次第という部分もありますが)
  • h1 ~ h6 までを、階層構造として順序立てて利用すること(飛ばさない)
  • コンテンツ構造に沿った利用をしていること

文章

記事中の文章構造は、SEOにおいては重要度は下がっていると考えられます。ですが、不適切な構造となっていないようにチェックはしておきましょう。

  • <br>タグ連打でスペースを調整していないこと
  • 他サイトからの引用は引用タグを用いていること

画像

画像の内容をAlt属性で伝えることは、現在でも有効と考えられます。
商品の仕組みを一枚っぺらの画像で伝えているサイトなどは現在でも散見されますので、気をつけましょう。

Altタグ可視化 Chromeプラグイン「Alt Meta Tag Viewer」

アンカー、内部リンク

サイト内のページ間でリンクを張る際にも、注意すべき点が存在します。特に、内部リンクは内的SEOにおいては重要な要素と考えられており、しっかりとチェックすべきポイントの一つです。

  • 主要商品の紹介ページなど、売上に繋がる重要なページにリンクを集められているか
  • コンテンツの記事中に重要なページへのリンクを含めているか
  • アンカーテキストは、キーワードの羅列ではなくリンク先を適切に説明するものとなっているか
  • 記事の関連が深いページ間でリンクを張っているか、無関係なページ間でリンクを張っていないか

リンクは、ページの関係性を検索エンジンが認識できる重要なポイントとなるため、むやみやたらに張ることでは評価は向上しません。
ユーザーにとって読みやすく理解しやすいことを意識してリンクを張ることが、順位の向上に寄与すると言えます。

HTML上の文法エラー

HTMLの文法エラーは、検索ランキングの順位に影響を与えないと考えられています。
実際、世の中の9割以上のサイトは構文上に何らかの問題があり、それを踏まえるとそこまで影響しないというのも妥当な線というところでしょうか。

ページ読み込み速度

ページの読み込み速度は、ユーザビリティに影響を与えることから検索ランキングの順位に影響を与えると考えられます。
表示速度2秒以内を目安として、表示速度の改善を進めましょう。

無料・登録不要でWebサイトの表示速度の測定が可能なオンラインツール「GTmetrix」

モバイルフレンドリー

タブレットやスマホから閲覧した際に、ユーザーにとって見やすく表示されていることは、検索ランキングに影響を与えるという公式の見解があります。

Google では昨年(※2015年)より、サイトがモバイル フレンドリーかどうかをモバイル検索でのランキング要素の一つとして使用し始めました。

Google ウェブマスター向け公式ブログ「ウェブをさらにモバイル フレンドリーにするための取り組み」より引用

モバイルフレンドリーかどうかは、Google のウェブツール「モバイルフレンドリーテスト」で確かめることができます。

301リダイレクト

特にCMSを利用せずに作られた昔のサイトなどでは、***/index.html とindex.html のあるなしで同じページを表示している場合があります。また、wwwのあるなし、も同様の問題をはらんでいる可能性があります。
index.html やwwwの有無は、閲覧者にとってみれば違いはありませんが、検索エンジンにとっては別のページと判断されて、個々のページの重要度評価が分散されてしまう可能性があります。

そこで用いられるのが301リダイレクト機能であり、URLを正規化することで検索エンジンに同一のページであることを認識させ、評価の分散を避けることが可能となります。

常時SSL化

SSL化することは検索ランキングの順位に影響を与えることが、公式の見解として述べられています。
ですが、特に既存サイトの改良案としては、SSL化のコストとしては既存ページに与える影響の見積と改修が存在するため、費用対効果を見極めた上で実施することが重要です。

HTTPS をランキング シグナルに使用します – Googleウェブマスター向け公式ブログ

ドメインの信頼性

サイトを表示しているドメインの信頼性も、検索ランキングの順位に影響を与えるとされています。
従って、サイトをリニューアルする時などに、継続的・長期的に運用されているドメインは、安易に捨てるのではなくて活用することも選択肢の一つとなります

内的SEOまとめ

上記の手続きの他にも、noindex や follow設定の活用、など、細かく見れば沢山のポイントが存在します。
支援事例においては、何年も前に作られたサイトでしたのでいくつかの観点で問題があり、改善策の提言まで実施しました。

テーマに頼ったSEOのみでなく、記事の書き方やリンクに張り方など、自身で改善できるポイントもありますので、一つ一つチェックしてみると良いでしょう。

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