毎年人気の小規模事業者持続化補助金、いま準備しておくことは?

2019年1月13日小規模事業者持続化補助金Webプロモーション,補助金2019,補助金申請

こんにちは、中小企業の補助金の活用サポートも行っている中小企業診断士の高仲です。

補助対象となる投資用途の幅が広いことから毎年人気の補助金である、
「小規模事業者持続化補助金」
が、今年も公募される見通しとなっています。

2月~3月中に公募が始まる可能性が高そうではありますが、今できることは何かあるでしょうか。

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小規模事業者持続化補助金とは?

小規模事業者(常時雇用の従業員5人以下 ※一部業種は20人以下)の定義に当てはまる企業及び個人事業主であれば、申請ができます。

補助金額は例年上限50万で、2/3補助となります。
(そのため、75万お金を使えば、50万の補助金を受領できます)

補助対象となる経費は?

「売り上げが向上する」名目となる活動であれば、大抵の投資が対象となります。
その中でも、定番の投資がいくつかあるので把握しておくと良いでしょう。

  • ホームページの新設、リニューアル、通販サイト開設などの費用
  • インターネット広告、チラシ広告(デザイン費含む)
  • 生産のための専用機械の購入
  • 店舗の内外装の改修
  • 国内外の展示会出展

また、逆に対象とならない例を把握しておくのもいいでしょう。

  • 単なる営業活動の交通費や宿泊費、イベント参加費用
  • パソコンやデジカメなどの汎用的な機械の購入
  • 車両の購入(過疎地での移動販売専用車両を除く)

ひと言で言うと、「色々な用途に利用できる機械や経費は対象にならない」ということです。

補助金を活用する上での注意点は?

最も注意すべきは、「採択結果が出るまで契約・発注してはならない」ことです。
例えば内外装工事や機械の購入などは、結果が発表されるまでは発注してはならず、見積段階に留めておく必要があります。

よくある失敗事例が、「補助対象となるはずの経費を事前に契約してしまったため、対象にできなかった」ことです。
恐らく夏ごろになると思われる、採択結果発表まで着手する必要がない経費であることが前提ですので、計画的に取り組んでいきましょう

今からできることは?

「経営力向上計画」の認定は、昨年の加点要素(採択されやすくなる)でした。
今年も同様である可能性は高いので、事前に実施しておくのも良いでしょう。

また、発注先の候補となる企業には、事前にアポをとって見積を取っておくのもお勧めです。

補助金は完了までの期間も定められています。一定期間の間に開発や工事が終えられないと、採択されていても補助金を得られないことになるので、注意が必要です。

補助金は、計画性が最も重要です。
これを機に、ぜひ事業計画を考えてみてくださいね。

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