独立中小企業診断士 1年目の仕事の取り方・営業活動を振り返る

2017年3月15日営業活動BI,コラム,中小企業診断士,中小企業診断士 独立の道,営業活動,小規模起業,独立,起業

中小企業診断士の独立・開業1年目を無事乗り越えました。
独立1年目としては、そこそこ無難な着地に落ち着いたこともあり、営業活動を振り返ってみたいと思います。

(追記・更新)
本記事は、独立した中小企業診断士の一年目の活動を振り返りながら、独立開業を目指す方向けに随時記事を更新しています。

  • 中小企業診断士の独立初年度に取り組んだ活動を紹介
  • 独立後の営業活動を紹介

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中小企業診断士の受験中に退職を宣言

中小企業診断士の受験中(一次合格済み、二次筆記試験合格前の7月)に退職の宣言をしました。

この時期であった理由は、12月のボーナスを受け取りつつ、40日の有休を消化して退職するためには11月から有休消化期間に入るため、3か月前には上司に報告しておこうと考えたことがあります。

はい。完全にお金最優先です。
無事、12月31日付けの退職となりましたが。

宣言後は、11月に開業届を出して個人事業主として活動していました。
これは、失敗でしたね…雇用保険のことを忘れており、結局受給せずに終わってしまいました。

皆さまは雇用保険の失業手当・再就職手当を意識して開業することをお勧めします。

とは言え、この経緯を中小企業診断士の仲間に話すと、ほとんどの人によく踏み切ったね~と驚かれます。

仮に診断士試験に落ちていたら、フリーランスの派遣エンジニアとして一年間食っていけば良いかと気軽に考えていたのですが、今、こうして一年間を振り返ってみると、本当に受かっていて良かったと思っているところです。

一方で、営業活動について良く質問をもらうことがあります。
特に自分のようにコンサルタントとしての実績が無いままに独立したケースは余り多くないでしょうから、やはり興味の対象になるのかなぁと感じています。

皆さんに良くして頂いたおかげで、一年目で実績も無い駆け出し診断士でも様々な仕事を頂くことができました。
診断士一年目で独立して、一年間の活動を前の記事で振り返りましたが、仕事の頂き方を振り返ってみようと思います。

中小企業診断士の仕事の受注の仕方・営業活動は?

IT専門の中小企業診断士としての活動

  • 会社員時代から面識のあった、その道の先輩経営者に退職を報告したら、「一緒にやってみる?」とのお話を頂いた
  • クラウドソーシング(クラウドワークス)で、開発案件を受注した

の2件です。一年間の仕事の中で、唯一もともと縁の無かった方からの仕事を、クラウドソーシングで受注しています。

追記

クラウドワークスでの開発案件は、はっきり言って失敗でした。
クラウドソーシングのサイトは、基本的に発注者のITに関する発注スキル・経験が無さ過ぎてロクなことが起こらない前提でいるのが良いでしょう。

クラウドソーシングは、その手軽さから様々な会社が発注利用しています。


クラウドソーシングでの受注は、片手間程度に考えるのをお勧めします。

中小企業診断士であれば実施できる仕事

  • 実務補習の指導員先生、副指導員の先生から案件を紹介頂いた
  • 所属研究会で、セミナー講師案件等の仕事を頂いた
  • 協会から公募された書類審査案件を行った
  • 受験予備校の採点講師

前の記事の分類ごとに記述しています。
昨年の純粋な営業活動による仕事の受注はクラウドソーシングの1件のみと言っても過言では無いですね・・・。
とは言えその1案件もロクでもなかったので、残念ながら営業活動は失敗と言えるレベルです。

中小企業診断士の営業活動とは?

中小企業診断士は、まだまだ中小企業に対する認知は薄く、資格をアピールして個人で営業を行ってもそれだけで仕事に直結するとは言い難いです。
民間企業との継続的な支援の契約を結ぶことが、営業活動の一つの目的と考えていますが、現状は、圧倒的に診断士としてに比べITのプロとしての関心の方が多く寄せられていると感じています。

とはいえ、診断士として開業した以上、診断士の仕事もより多く受けられるようになりたいと考えています。

「中小企業診断士の営業活動」は、とある大先輩の先生が仰っていた事項を中心に実践しています。

『自分を売り込んでくれる味方をたくさん作れば、自然と仕事は集まってくる 』

これは、一つの真理だと感じています。
人生の大先輩である営業コンサル診断士の方も、「自分を売り込むより、チームメンバーを売り込む方が説得力もあるし営業も容易だ」と話していました。

ということで、自身の営業活動の結論は、

  • まずはITに尖って紹介されやすい強みを作る
  • 相互に売り込み合える仲間診断士を多く作る
  • 民間契約も、まずは人間関係作りから

こちらの記事で、独立した中小企業診断士の営業活動について紹介しています。

中小企業診断士として独立・起業をお勧めできるか?

せっかくなので、独立開業後数年経った状態から一年目を見返しながら、独立開業をお勧めできるかをつらつらと書いていきたいと思います。

中小企業診断士として独立・起業して良かったことは?

中小企業診断士での独立・起業でない部分もありますが、独立して良かったと思えることは沢山あります。

  • 仕事を請けるも請けないも全て自分の責任。結果も全て自分の判断によるもの、と割り切れる
  • ITエンジニアから上流工程メインで活動することができる
  • 自由な時間が増えた。平日日中に昼寝しても罪悪感が無くなった。
  • 経営者の方との会話は面白い大企業勤めだと世界は間違いなく狭かった
  • 収入の柱が複数生まれるので、案外将来についても安心感がある
  • 中小企業診断士というラベルがたまに役立つときがある。特に、他士業や公的機関や金融機関の方と会話する時など

中小企業診断士として独立・起業して良くなかったことは?

良くなかった、と断言できることは多くありませんが、考えられるものを挙げてみます。

  • ローン組みにくい。当面は賃貸で我慢。
  • 自己都合退職なので退職金が7割カット
  • 持ち株制度(10%の補助付き)が無くなったのが割と痛い
  • 自宅兼事務所のようなもので携帯も公私共有なので、何となくちょっと不安
  • いつでも仕事できる分、メリハリが減って、集中力が落ちた気がする
  • 中小企業診断士と宣言しても余り知名度がなく、ITコンサルタントと名乗る方が楽

そこまで極端なデメリットも無いような気がしますが、仕事に対する短期的な集中力が減った気がするのが痛いですね。いつでもだらだらと仕事しているような状況になってしまっています。

中小企業診断士として独立・起業をお勧めできるか?

中小企業診断士として独立する場合は、以下の条件を満たしていれば個人的にはさっさと独立してしまった方が良いと思います。
特に、「いつかは独立」なんて考えている人は、「いつか」は来ないのでさっさと割り切って独立してしまいましょう。

さっさと独立すればいい人
・無収入でも2年ぐらいは何とかなる貯金がある
・3年以内に独立したいと思ってる
・一つでも、診断士界隈で10人に1人ぐらいの専門性があると思う強みがある
・年配の方に可愛がられやすい。愛嬌がある

こんな人は、だいたい何とかなります。
自分で当てはまると思ったら、さっさと独立してもまあ何とかなるでしょう。

独立・起業したいけど、でも収入が心配だし…

自分がよく聞く中小企業診断士の収入の平均値的な目安は、こんな感じです。

退職前の会社員時代の収入を10割として、
独立一年目は3割、二年目で5割、三年目で7割、四年目で会社員時代の最終年に追い付く

四年目で一千万円前後というのはまあまあ妥当なラインじゃないかと思います。
四年も独立で活動すれば、公的機関の仕事がそこそこ安定してくるので、補助金やその他の仕事で補うことで一千万円が見えてくるでしょう。

でも、専門性もスキルも心配なんだけど

とりあえず、ひよこ食いに食われてみるのも良いでしょう。
但し、食われる人はしっかり見定めましょうね。

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